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王女が救出されるやいなや、すでに勝ち戦だと激しく反対するクリフを無視してクルシオは無条件降伏を宣言した。この時点でデルペ城のハーピー騒ぎは既に収まっており、崩れたケプランの通りが復旧したことでカルフェオン軍の補給路は再び確保されていた。そのため実際に今後の戦況がどのように流れるかは分からなかった。しかし、あまりにも疲れきったクルシオに、これ以上何かを続ける力は残されていなかった。降伏後、クルシオは戦争裁判を行うためにカルフェオンに人質として連れて行かれた。そしてさらに数日後、アルフォンソとジョルダインは本当に幸運なことに、四肢を失うことなく無事ハイデルに帰還した。敗れはしたが、2人は戦争での功労を認められ、将校に任官されると俸給を受け取って自立した生活を送れるようになった。ただし、ジョルダインとアルフォンソ、そしてクリフが再び顔を合わせることはなかった。
セレンディアはまだ若いジャレットの代わりにクリフの主導で非常対策委員会を設け国を運営していたが、まもなくカルフェオンの属国となり干渉され始めた。そしてこのとき、ハイデル城の回廊から一人の女性が飛び降り自ら命を絶った。遺書に記されていたのは、皆の記憶から忘れ去られていた彼女の名前だった。その名は、ロクサーヌ・ドモンガット、いや、ロクサーヌ・ピアザ。「アルテミオ、どうかあなたは最後の最後まで幸せに暮らしてから私をお訪ねください」
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34–36
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24